ちっちゃな村のおおきなできごと。本記事では、“千年万年りんごの子”という漫画をおすすめ、ご紹介いたします。以下、目次の通り掲載しています。
(以下、一部敬称略)
千年万年りんごの子について
簡単な説明です。
- 名称 : 千年万年りんごの子(せんねんまんねんりんごのこ)
- 著者 : 田中 相(たなか あい)
- 掲載 : ITAN
- 発売 : 2012年11月
- 巻数 : 全3巻 完結
文化庁メディア芸術祭 第16回(2012年)新人賞受賞作品です。
紹介(あらすじ)
出会いのきっかけはたった一度のお見合いだった。主人公の雪之丞(ゆきのじょう)は朝日(あさひ)の家へ婿入りをして家族になった。何も知らない同士の夫婦だったが一緒に生活していくうちにだんだんとお互いに興味を持つように。季節は巡り、それは寒い冬の日に雪之丞は雪の中に実る珍しいりんごに出会った。
―まさか、それが始まりになるなんて。
りんごの子たちの日常が、昔の記憶へ巻き戻っていく。
注目の場面
古いわらべ歌にヒントが・・・?
おぼすなさまとりんごのこ
せんねんまんねん選ばれた
りんごを食うたら福がくる
福が来たならひかれてく
よっつかぞえてもういちど
引用元:千年万年りんごの子(田中 相 著)1巻より
わらべ歌といったら、怖い意味が込められていることがよくありますが。こちらも何とも意味深な歌詞ですね。何かヒントになるのでしょうか。注目です。
関連作品
同じ著者の漫画のご紹介です。
- その娘、武蔵 全3巻
- LINBO THE KING 全6巻
- 誰がそれを-田中相短編集- 全1巻
- 地上はポケットの中の庭(短編集) 全1巻
スポーツものから、SFものまで幅広く。また、短い物語も描かれていますね。多彩です。
さいごに
気丈にふるまう朝日を見ていると少しつらい。でも、笑っている朝日は無邪気でかわいいような・・・なんとも複雑な気持ちです。古くから伝わる怖い伝承、不気味な雰囲気もありながらあたたかさも感じられる作品です。
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最後までご覧くださり、ありがとうございました。
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